クジラ初体験

つい先日、人生で初めてクジラをいただきました。

上司に連れて行ってもらったお店のコースの中に入っていたのです。

「クジラを食べるのは初体験だ」というと、

「何、若い子ぶってるんだ。」と、総スカンを食らいましたが、

本当に食べたことがなかったんです。

なんでも昔(多分30~40年前)は給食に出ていたとか。

残念ながらギリギリ食べていない世代です。

今回のお店で出されたものは、とても上品なお味なものでしたが、

決してクジラそのものが美味しいとは思えるものではなく、

いろいろな背景がありつつも、廃れていったのは少しわかるなぁと思いました。

実際、給食に出ていた世代の方々の感想も、

もっと肉をぎゅーっと押しつぶしたような、硬いばっさばさの肉だった、

とか、竜田揚げにされていた、とか、味をごまかせる系の調理法で、

あまり肉そのものが美味しいという印象ではなかった様子。

みなさん非常に懐かしそうですが、美味しそうではなかったですから。

ただ、今ではクジラの缶詰などはお高いそうで。

好きな人がいたり、一定の需要があったりするようですね。

私は今回のように出されれば、拒む理由がないので食べるけれど、

わざわざ好んでは食べないですね。

やっぱり牛とか豚とか、食べなれたお肉のほうがおいしいなと感じました。